マニュアル作成ツール比較17選【2026年最新】目的別おすすめと選び方

マニュアル作成ツール比較17選【2026年最新】目的別おすすめと選び方

マニュアル作成ツールは、業務手順書や操作マニュアル、動画マニュアルなどを効率的に作成・管理できるツールです。ただし「マニュアル作成ツール」と一口に言っても、業務フロー向け・操作画面向け・動画向け・ナレッジ蓄積向けと目的によって選ぶべきツールは大きく異なります。

自社の状況に応じて「Wordで作成した既存のマニュアルを取り込めるか?」など、確認が必要なポイントも異なるため、数多くの中からどのツールを選んでよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、目的別に17のマニュアル作成ツールを比較一覧表付きで紹介します。料金・機能・無料プランの有無も整理しているので、自社に合ったツールを選ぶ判断材料としてご活用ください。

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マニュアル作成ツールとは

マニュアル作成ツールは、業務手順書や操作マニュアル、動画マニュアルなどを効率的に作成・管理できるツールです。ただし「マニュアル作成ツール」と一口に言っても、業務フロー向け・操作画面向け・動画向け・ナレッジ蓄積向けと目的によって選ぶべきツールは大きく異なります。

工数や手間を省いて簡単にマニュアル作成ができるだけでなく、作成したマニュアルの管理や運用を一貫して行えるメリットもあります。

WordやPowerPointでいちから作成するよりも手早く、プロフェッショナルなクオリティに仕上げてくれるのも「マニュアル作成ツール」ならではです。PCだけでなくスマホやタブレットなど複数の端末で共有できるツールも増えており、「一度作成してそれっきり」「せっかく作成しても社内で浸透せずあまり使われていない」など、マニュアルによくある課題を解決する、さまざまな機能を備えています。 

マルチデバイスの普及により、画像や説明文のみでなく、動画でマニュアルを作成できるツールも登場してきました。利用する側にとってもより直感的に理解でき、作業者間での円滑なコミュニケーションに役立つことから、人気を博しています。

また、マニュアルは「業務全体の指針」を示し、手順書は「作業の具体的な流れ」を示すものです。

関連記事:マニュアルと手順書の違いとは?使い分けと作成ポイントを解説

関連記事:マニュアルの作り方完全ガイド|手順・コツ・テンプレート活用法

【比較表】マニュアル作成ツール17選を目的別に一覧比較

マニュアル作成ツールは、大きく4つのタイプに分けられます。まずは以下の比較表で全体を俯瞰し、自社の目的に近いタイプから詳細を確認してみてください。

タイプ ツール名 特徴 料金目安 無料プラン
業務マニュアル向け Teachme Biz 画像ベースのステップ型マニュアル。認知度・満足度ともに高い 月額5万円〜 14日間トライアル
COCOMITE レイアウトに沿って入力するだけ。スモールスタートにも対応 月額22,000円〜 30日間トライアル
ヘルプドッグマニュアル AIがマニュアルのたたき台を自動生成。100言語以上の翻訳対応 月額35,000円〜 14日間トライアル
Dojo 操作の自動記録と豊富なテンプレート。最大96%の工数削減実績 要問い合わせ 30日間トライアル
PMX 大量ページ・多言語対応。改訂頻度が高い技術文書向き 初期350万円〜 要相談
WikiWorks Wordライクの操作感。共同編集と多フォーマット出力に対応 要問い合わせ あり
操作マニュアル向け Fullstar 画面上に直接ガイドを表示するDAP型。ノーコードで設定可能 無料〜 フリープランあり
iTutor 操作を録画するだけでマニュアル自動生成。多形式で出力可能 165,000円〜 21日間トライアル
ManuaLive PDFのWebマニュアル化。フィードバック収集と分析機能搭載 初期10万円〜 デモあり
動画マニュアル向け tebiki スマホ撮影→字幕自動生成→100カ国語翻訳。現場教育に強い 要問い合わせ あり
Clip Line 多店舗の動画共有に特化。全スタッフへの双方向コミュニケーション 要問い合わせ なし
soeasy buddy スマホで撮影→字幕付き動画マニュアル。社内SNS機能も搭載 月額35,000円〜 なし
VideoStep PowerPoint感覚の編集。視聴分析と承認ワークフロー搭載 月額5万円〜 あり
ナレッジ蓄積向け Zendesk 検索性の高いナレッジベース構築。世界10万社以上の実績 月額約8,000円/人〜 14日間トライアル
NotePM 社内Wikiとして人気。強力な全文検索とシンプルなUI 月額4,800円〜 30日間トライアル
KnowledgeSh@re Word取り込み可能。人材育成とナレッジ共有を一体化 月額10万円〜 60日間トライアル
Qast Q&A形式の社内知恵袋。Slack・Teams連携でナレッジを自動蓄積 月額600円/人〜 あり

ツール選定の第一歩は、「何のマニュアルを作りたいか」を明確にすることです。業務全体のフロー整理なら文書テンプレート型、操作画面の定着ならDAP型、現場教育なら動画型が向いています。目的を絞れば、比較すべきツールは3〜4製品に絞り込めます。

マニュアル作成ツールの選び方・比較ポイント5つ

(1) 目的別・利用用途で選ぶ

マニュアル作成ツールは目的によって適したタイプが異なります。まず自社が作りたいマニュアルを以下の4つに分類し、対応するツールカテゴリを確認しましょう。

業務マニュアル・手順書:業務全体のフローや作業手順を文書化する用途です。テンプレートに沿って入力するだけでフォーマットが統一される「文書テンプレート型」が適しています。事務職の業務手順書や経理処理のマニュアルなどが代表的な例です。

操作画面の手順書:システムやPCツールの操作方法を説明する用途です。画面キャプチャの自動取得や、画面上に直接ガイドを表示するナビゲーション機能を持つツールが向いています。

動画マニュアル:飲食・介護・製造など、動作の説明が必要な現場教育向けです。スマホで撮影した動画に自動字幕・翻訳を付けられるツールなら、外国人スタッフへの教育にも対応できます。

ナレッジ蓄積:口頭伝達や個人メモに頼りがちなノウハウを集約し、検索・共有できるようにする用途です。社内Wikiやfaq形式のツールが候補になります。

(2) 機能面・操作性が自社にとって最適かどうか

目的が決まったら、そのカテゴリの中でどの機能が自社に必要かを見極めます。主に確認したい機能は以下の通りです。

テンプレート・レイアウト機能:用途に合ったテンプレートが用意されていれば、初めてマニュアルを作る担当者でも品質の揃った文書を作成できます。テンプレートの「数」だけでなく、自社の業務内容に合ったものがあるかを無料トライアルで実際に確認するのがおすすめです。

画面キャプチャ・自動記録機能:操作マニュアルを多く作成する場合は、PC操作を録画して自動でスクリーンショットや説明文を生成してくれる機能が工数削減に直結します。

検索機能:マニュアルの数が増えてくると、必要な情報にたどり着けるかどうかが活用率を大きく左右します。全文検索やタグ検索、QRコード出力などの機能があると、現場での参照がスムーズです。

閲覧状況の分析機能:どのマニュアルがどれくらい読まれているか、どんなキーワードで検索されているかを把握できれば、改善サイクルを回せます。作成して終わりにしないために、分析機能の有無は見落とされがちですが重要な選定基準です。

ナビゲーション(チュートリアル)機能:操作マニュアルの用途では、システム画面上に直接案内を表示するアプローチもあります。ユーザーがマニュアルを探しに行く必要がなくなるため、社内システムの定着が課題の場合は検討する価値があります。

(3) マニュアルの出力方法

作成したマニュアルをどの形式で出力できるかも確認しておきましょう。インターネット環境がない現場では、PDFに出力して印刷するケースもあります。Word・Excel・PowerPointなど自社で使っているツールとの互換性も含め、なるべく多くの出力形式に対応しているツールを選んでおくと安心です。

(4) サポート体制は十分か

導入後に安定して運用できるかどうかは、ベンダーのサポート体制に左右されます。カスタマーサポートやFAQの充実度はもちろん、導入時のオンボーディング支援や操作レクチャーがあるかを確認しましょう。社内にマニュアル作成のノウハウがない場合は、作成代行サービスを提供しているベンダーも選択肢に入ります。

(5) 無料プラン・トライアルの有無

高評価のツールであっても、自社の運用に合うかは実際に使ってみないとわかりません。無料プランやトライアル期間を利用して、操作性やマニュアル完成後の見え方を確かめましょう。導入に携わる担当者だけでなく、実際にマニュアルを使う現場のメンバーにも触ってもらうことが、導入後の定着率を上げるポイントです。

マニュアル作成ツールの費用相場

マニュアル作成ツールの料金体系は、月額固定型・ユーザー課金型・買い切り型など複数あります。自社の利用人数や用途に合わせて、費用対効果を見極めましょう。

料金体系 費用相場 該当ツールの例
月額固定 5,000円〜100,000円 NotePM、COCOMITE、VideoStep など
ユーザー課金 600円〜8,000円/人 Zendesk、Qast など
買い切り 165,000円〜660,000円 iTutor など
無料プラン 0円(機能制限あり) Fullstar、Qast など
初期構築型 350万円〜 PMX など

動画編集やAI自動生成など高度な機能を含むプランは月額3〜10万円を超えることもあります。まずは無料トライアルで基本機能を確認し、必要な機能を見極めてからプランを選ぶのが、コストを抑えるコツです。

業務マニュアル作成ツールおすすめ6選

業務フローや作業手順を文書化する用途に向いたツールです。テンプレートに沿って入力するだけで、フォーマットの揃ったマニュアルを作成できます。

ツール名 特徴 料金目安 無料トライアル 分析機能
Teachme Biz 画像ベースのステップ型。トレーニング配信機能も搭載 月額5万円〜(初期50万円) 14日間 ○
COCOMITE レイアウトに沿って入力。フォルダ階層とアクセス権限管理が充実 月額22,000円〜(初期65,000円) 30日間 ○
ヘルプドッグマニュアル AIがたたき台を自動生成。用語集・ノート機能でナレッジ共有にも対応 月額35,000円〜(初期10万円) 14日間 ○
Dojo 操作を自動記録して手順書化。eラーニングコンテンツの作成にも対応 要問い合わせ 30日間 −
PMX 大量ページ・多言語の技術文書向き。コンテンツの一元管理と共同編集 初期350万円〜 要相談 −
WikiWorks Word感覚で操作。コメント紐付け・多フォーマット出力対応 要問い合わせ あり −

Teachme Biz(ティーチミービズ)

Teachme Biz(ティーチミービズ)

Teachme Biz(ティーチミービズ)は、スマホやタブレットで撮影した画像・動画から、ステップ形式のマニュアルを直感的に作成できるクラウド型ツールです。作成だけでなく、トレーニング配信や閲覧分析など「活用・定着」まで支援する機能が充実しています。

  • 提供元:株式会社スタディスト
  • 主な機能:ステップ型マニュアル作成、AIによる手順の自動分割提案、100カ国以上の自動翻訳、トレーニングコース配信、閲覧分析、タスク配信(プッシュ通知)
  • 料金:月額5万円〜(初期費用50万円、12ヶ月一括払い)
  • 無料トライアル:14日間
  • 対応業種:製造・小売・飲食・医療・金融など幅広い実績

COCOMITE(ココミテ)

COCOMITE(ココミテ)

COCOMITE(ココミテ)は、基本レイアウトに沿って入力するだけで、画像・動画・PDFなどを含むマニュアルを作成・管理できるサービスです。フォルダ階層の細かい整理とアクセス権限管理に対応しており、マニュアルの種類が多い企業に向いています。

  • 提供元:コニカミノルタ
  • 主な機能:レイアウト型エディタ、フォルダ階層管理、アクセス権限設定、キーワード×タグの絞り込み検索、レスポンシブ対応
  • 料金:月額22,000円〜(エントリープランは月額29,600円〜、初期費用65,000円)
  • 無料トライアル:30日間
  • サポート:設計から運用までの伴走支援、既存マニュアルの移行代行(オプション)

ヘルプドッグマニュアル(旧:toaster team)

ヘルプドッグマニュアル

ヘルプドッグマニュアルは、マニュアルの種類を入力するだけでAIがたたき台を自動生成してくれるツールです。構成をゼロから考える手間が省け、ナレッジ共有機能も充実しています。

  • 提供元:noco株式会社
  • 主な機能:AIマニュアル自動生成、用語集機能、ノート機能、ニュース配信、QRコード発行、100言語以上の自動翻訳
  • 料金:月額35,000円〜(初期費用10万円)
  • 無料トライアル:14日間
  • 導入実績:2,700社以上

Dojo(ドージョー)

Dojo(ドージョー)

Dojo(ドージョー)は、マニュアルにしたい作業をPC上で操作するだけで、画面キャプチャと操作内容を自動記録し、手順書を作成できるツールです。出力形式が豊富で、eラーニング教材の作成にも対応しています。

  • 提供元:株式会社テンダ
  • 主な機能:操作の自動記録、豊富なテンプレート・素材、Word/PDF/HTML/動画など多形式出力、eラーニング・シミュレーションコンテンツ作成
  • 料金:要問い合わせ
  • 無料トライアル:30日間
  • 導入実績:3,000社以上、最大96%の工程削減実績

PMX(ピーエムエックス)

PMX(ピーエムエックス)

PMX(ピーエムエックス)は、ページ数の多い技術文書や取扱説明書の作成・管理に特化したクラウド型ツールです。紙マニュアルとWebマニュアルを同時に管理でき、改訂頻度の高い文書や多言語対応に強みがあります。

  • 提供元:サイバーテック株式会社
  • 主な機能:コンテンツ一元管理(DB型)、ワンソースマルチユース(紙・Web同時管理)、共同編集、マップエディタ、ワークフロー機能
  • 料金:初期構築費用350万円〜
  • 無料トライアル:要相談(デモ可能)
  • 向いている企業:技術文書のページ数が多い、多言語対応が必要、改訂頻度が高い

WikiWorks(ウィキワークス)

WikiWorks(ウィキワークス)

WikiWorks(ウィキワークス)は、Wordを使う感覚で操作でき、DTPの専門知識なしで高品質なマニュアルを作成できるプラットフォームです。制作・確認・修正をWebブラウザ上で同時に進められます。

  • 提供元:興和データサービス株式会社
  • 主な機能:Wordライクの直感的エディタ、コメント紐付け管理、部品化による再利用、Web/印刷データへの自動出力、翻訳支援ツール連携
  • 料金:要問い合わせ
  • 無料トライアル:あり

関連記事:マニュアルテンプレートの選び方と活用法

関連記事:Excelでマニュアルを作成する方法とコツ

関連記事:Wordでマニュアルを作成するコツ

操作マニュアル作成ツールおすすめ3選

PCシステムや業務アプリの操作手順をマニュアル化する用途に向いたツールです。画面キャプチャの自動取得や、画面上に直接ガイドを表示する機能を備えています。

ツール名 特徴 料金目安 無料 ナビゲーション機能
Fullstar 画面上に直接ガイドを表示するDAP型。ノーコードで設定可能 無料〜 フリープランあり ○
iTutor 操作を録画して自動でマニュアル生成。多形式で出力可能 165,000円〜 21日間トライアル −
ManuaLive PDFをWebマニュアル化。フィードバック収集と利用状況分析 初期10万円〜 デモあり −

Fullstar(フルスタ)

Fullstar(フルスタ)

Fullstar(フルスタ)は、システムの操作画面上にチュートリアルやツールチップを直接表示し、ユーザーが操作しながら使い方を覚えられる「ナビゲーション型」の操作マニュアルツール(DAP)です。マニュアルを読みに行く必要がなくなるため、社内システムの定着や問い合わせ削減に向いています。

  • 提供元:クラウドサーカス株式会社
  • 主な機能:チュートリアル(ステップガイド)、ツールチップ、ポップアップ、アナリティクス(利用状況モニタリング)
  • 対応環境:Webシステム全般(クラウド・オンプレミス問わず)、ノーコードで設定可能
  • 料金:フリープラン(1サイトまで)あり、有料プランは要問い合わせ
  • 導入実績:SaaS企業・DX推進企業を中心に2,200社以上
  • 事例:株式会社RYODEN − 社内問い合わせを月250件→約25件に90%削減(出典:Fullstar導入事例)
  • 事例:株式会社トムス・エンタテインメント − マニュアル作成工数80%削減、説明会時間5割短縮(出典:Fullstar導入事例)

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iTutor(アイチューター)

iTutor(アイチューター)

iTutor(アイチューター)は、マニュアルにしたい操作を実際にPC上で行うだけで、画面キャプチャと操作説明を自動生成できるソフトです。PowerPoint感覚で編集でき、多形式での出力やeラーニング教材の作成にも対応しています。

  • 提供元:株式会社Blue Port
  • 主な機能:操作の自動記録・マニュアル生成、注釈/スポットライト/ズーム編集、Word/PDF/HTML/動画出力、eラーニング・シミュレーションコンテンツ作成、AI文字起こし・多言語翻訳
  • 料金:165,000円〜(買い切り、エディションにより異なる)
  • 無料トライアル:21日間
  • 導入実績:1,800社以上。作成時間を260時間→78時間に短縮し150万円のコストカットを実現した事例あり

ManuaLive(マニュアライブ)

ManuaLive(マニュアライブ)

ManuaLive(マニュアライブ)は、既存のPDFファイルをWebマニュアルに変換して一元管理できるツールです。タブレットに最適化されたレスポンシブデザインで、フィードバック収集と利用状況分析機能を備えています。

  • 提供元:株式会社デジタルボックス
  • 主な機能:PDF→Webマニュアル変換、タブレット最適化、役割別の記事絞り込み、お気に入り保存、承認ワークフロー、アクセス数・検索ワード・フィードバック分析
  • 料金:初期10万円〜(既存デザイン利用)、オリジナルデザインは初期60万円〜
  • 無料トライアル:デモサイトで動作・操作性を確認可能

近年、操作マニュアルの領域では「デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)」と呼ばれるツールの普及が進んでいます。従来のマニュアル(PDF・HTML形式)はユーザーが自ら検索して参照する必要がありましたが、DAP型はシステム画面上に直接ガイドを表示するため、「マニュアルを探す」という行為自体が不要になります。体系的な手順書はPDF型で整備しつつ、日常操作の定着にはDAP型を組み合わせる、という使い分けが広がっています。

関連記事:デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)とは?

関連記事:DAPツール比較

関連記事:SharePointでマニュアル管理する方法

動画マニュアル作成ツールおすすめ4選

飲食・介護・製造など、文章だけでは伝えにくい動作やノウハウを映像で共有する用途に向いたツールです。スマホで撮影した動画をそのままマニュアル化できるものが主流で、専門的な動画編集スキルは不要です。

ツール名 特徴 料金目安 自動字幕 多言語対応
tebiki スマホ撮影→字幕自動生成→100カ国語翻訳。習熟度管理にも対応 要問い合わせ ○ ○(100カ国語以上)
Clip Line 多店舗の教育を動画で標準化。双方向コミュニケーション機能 要問い合わせ − −
soeasy buddy 動画共有+社内SNS。コメント機能で現場コミュニケーション活性化 月額35,000円〜 ○ ○(5カ国語)
VideoStep PowerPoint感覚の編集。AI文字起こしと多言語翻訳対応 月額5万円〜 ○ ○

tebiki(テビキ)

tebiki(テビキ)

tebiki(テビキ)は、現場でのOJTをスマホで撮影するだけで、字幕の自動生成と100カ国語以上の翻訳まで完結する動画マニュアルツールです。動画編集の経験がないスタッフでも手軽に作成できます。

  • 提供元:Tebiki株式会社
  • 主な機能:スマホ撮影→字幕自動生成、100カ国語以上の自動翻訳、シーンカット・図形挿入、画面録画、閲覧履歴・習熟度レポート
  • 料金:要問い合わせ
  • 無料トライアル:あり

Clip Line(クリップライン)

Clip Line(クリップライン)

Clip Line(クリップライン)は、多店舗ビジネス向けの動画共有コミュニケーションツールです。全スタッフに動画での双方向やりとり環境を提供し、口頭伝達で起きがちな伝言ゲームを防ぎます。

  • 提供元:クリップライン株式会社
  • 主な機能:動画クリップの双方向共有、階層別の教育カリキュラム設計、暗黙知→形式知への転化、学習履歴・レポーティング、集合研修のリモート化
  • 料金:要問い合わせ(初期費用+月額利用料)
  • 無料トライアル:なし
  • 実績:飲食業界を中心に多店舗ビジネスで豊富な導入実績

soeasy buddy(ソーイージーバディ)

soeasy buddy(ソーイージーバディ)

soeasy buddy(ソーイージーバディ)は、スマホで撮影した短時間の動画を投稿するだけで字幕付きマニュアルが完成するツールです。社内SNS機能も備え、ナレッジ蓄積と現場コミュニケーションの活性化を両立できます。

  • 提供元:株式会社soeasy
  • 主な機能:動画字幕自動生成、5カ国語翻訳、コメント・いいね機能(社内SNS)、個人別の学習状況閲覧、マルチデバイス対応
  • 料金:月額35,000円〜(人数に応じて変動、初期費用なし)
  • 無料トライアル:なし(Webセミナーあり)

VideoStep(ビデオステップ)

VideoStep(ビデオステップ)

VideoStep(ビデオステップ)は、スマホやPCで撮影した動画をPowerPoint感覚で編集し、共有・分析まで行える動画マニュアルプラットフォームです。承認ワークフローやバージョン管理など、品質管理体制の構築にも対応しています。

  • 提供元:株式会社VideoStep(東証上場Jストリームグループ)
  • 主な機能:PowerPoint型エディタ、AI文字起こし・字幕翻訳・音声生成、10段階の承認ワークフロー、バージョン管理、視聴分析・理解度テスト
  • 料金:月額5万円〜(〜100人まで料金一律、初期費用は要問い合わせ)
  • 無料トライアル:あり

動画マニュアルは現場教育の質を高める有力な手段ですが、「動画を作ること」が目的化しないよう注意が必要です。凝った編集よりも、「更新しやすい」「必要なシーンにすぐたどり着ける」といった実用面を重視してツールを選ぶほうが、運用が長続きします。

関連記事:動画マニュアルのすべて:業務効率化と生産性向上の鍵

関連記事:パワーポイントでマニュアルを作成するコツは?伝わるマニュアル作成術

ナレッジ蓄積マニュアル作成ツールおすすめ4選

体系的なマニュアルの作成まではいかなくても、社内に散在する情報やノウハウを集約して共有したい場合に適したツールです。社内Wikiやfaq形式で手軽にナレッジを蓄積でき、検索機能で必要な情報をすぐに引き出せます。

ツール名 特徴 料金目安 検索機能 外部ツール連携
Zendesk 検索性の高いナレッジベース。FAQやマニュアルの社外公開にも対応 月額約8,000円/人〜 ◎(サジェスト・カテゴリ) ○(Slack等)
NotePM 社内Wiki型。全文検索とシンプルなUIで情報共有を定着しやすい 月額4,800円〜 ◎(全文検索・ファイル内検索) ○(Slack・Teams等)
KnowledgeSh@re Word取り込み可能。対話機能とコメント共有で現場の声を反映 月額10万円〜 ○(全文検索) −
Qast Q&A形式の社内知恵袋。匿名投稿でハードルを下げる工夫 月額600円/人〜 ○(PDF内文字列検索対応) ○(Slack・Teams)

Zendesk(ゼンデスク)

Zendesk(ゼンデスク)

Zendesk(ゼンデスク)は、検索性の高いナレッジベースを構築できるクラウド型ヘルプデスクソフトウェアです。社内向けのマニュアル基盤としても、社外向けのFAQサイトとしても利用できます。

  • 提供元:株式会社Zendesk
  • 主な機能:ノーコードのマニュアル作成、キーワード/サジェスト/カテゴリ検索、閲覧状況・検索履歴のログ分析、チャットボット連携、版管理・承認フロー
  • 料金:月額約8,000円/ユーザー〜(Suite Teamプラン)
  • 無料トライアル:14日間(スタートアップ企業は6ヶ月間)
  • 導入実績:世界10万社以上

NotePM(ノートピーエム)

NotePM(ノートピーエム)

NotePM(ノートピーエム)は、マニュアル・日報・議事録などを手軽に作成・共有できるナレッジ管理ツールです。添付ファイル内の文字列まで含めた全文検索が可能で、蓄積した情報を確実に引き出せます。

  • 提供元:株式会社プロジェクト・モード
  • 主な機能:高機能エディタ・テンプレート、全文検索(Word/Excel/PDF内も対象)、アクセス制限、コメント・いいね、変更履歴の自動記録、レポート機能
  • 料金:月額4,800円〜(利用人数により変動、初期費用・サポート費用無料)
  • 無料トライアル:30日間
  • 導入実績:5,000社以上

KnowledgeSh@re(ナレッジシェア)

KnowledgeSh@re(ナレッジシェア)

KnowledgeSh@re(ナレッジシェア)は、Wordで作成済みのマニュアルをそのまま取り込める点が特徴のマニュアル作成・共有プラットフォームです。既存資産を活かしながらオンラインマニュアルへ移行できます。

  • 提供元:株式会社富士通ラーニングメディア
  • 主な機能:Word取り込み、動画埋め込み、全文検索、対話機能(コメント共有)、アクセスログ取得、マルチデバイス対応
  • 料金:月額10万円〜
  • 無料トライアル:60日間
  • オプション:マニュアル作成代行・運用代行サービスあり

Qast(キャスト)

Qast(キャスト)

Qast(キャスト)は、Q&A形式で質問と回答を蓄積していく「社内の知恵袋」です。匿名投稿で質問のハードルを下げ、SlackやTeamsのメッセージもナレッジとして自動蓄積できます。

  • 提供元:any株式会社
  • 主な機能:Q&A投稿(匿名対応)、メモ(Wiki)機能、投稿数・反応数のスコア可視化、PDF内文字列検索、Slack・Teams連携
  • 料金:月額600円/ユーザー〜(無料プランあり)
  • 無料トライアル:無料プランで利用可能
  • 導入実績:3,000社以上

関連記事:FAQ作成の方法と効率化ツール

関連記事:社内FAQシステム比較

マニュアル作成ツール導入で失敗しないための3つの視点

視点1:「作る」と「使われる」は別の課題

サイトエンジン社が218社を対象に実施した調査(2023年)によると、94%の企業がマニュアルに何らかの悩みを抱えており、74%が「十分に活用されていない」と感じているという結果が出ています。

マニュアルは作成すること自体がゴールではありません。「どこにあるか分からない」「情報が古いまま更新されていない」「そもそもマニュアルを見る習慣がない」といった理由で、現場に定着しないケースが少なくありません。ツール選定の際は、作成機能だけでなく、閲覧率の分析、検索性、フィードバック導線、更新のしやすさなど「使われるための仕組み」が備わっているかを確認しましょう。

視点2:無料トライアルで「実業務のマニュアル」を1つ作ってみる

テンプレートの数が多いことは安心材料になりますが、重要なのは「自社の業務に合ったテンプレートがあるかどうか」です。実際にトライアル期間中に、自社の業務フローに沿ったマニュアルを1つ完成させてみてください。操作性、完成物の見え方、更新のしやすさを具体的に確認できます。導入を検討している担当者だけでなく、実際にマニュアルを参照する現場メンバーにも触ってもらうことが、導入後の定着率を左右します。

視点3:操作マニュアルは「ナビゲーション型」も検討する

クラウドサーカスが2024年12月に情報システム部門の担当者300名を対象に実施した調査では、社内からのIT問い合わせの約6割が基本的な操作に関する内容であり、55%以上が「操作に迷わせないツール」によるサポートを求めていることがわかりました。

操作マニュアルの形式は1つではありません。PDF型、FAQ型、ナビゲーション(DAP)型にはそれぞれ得意な領域があります。自社の課題に合わせて選択、または組み合わせて活用するのが効果的です。

観点 PDF/HTML型 FAQ/検索型 ナビゲーション(DAP)型
概要 画面キャプチャ付きの手順書を文書化 質問と回答をDB化し検索で引き当てる システム画面上に直接ガイドを表示
情報の探しやすさ △ 目次・検索に依存 ○ キーワード検索で到達 ◎ 操作中に自動表示
更新コスト △ 画面変更のたびにキャプチャ差替え ○ テキスト修正で対応可 ○ ガイド設定の変更のみ
定着のしやすさ △ 自分で読みに行く必要あり △ 検索する行動が必要 ◎ 操作中に自動で案内
向いている場面 体系的な操作手順の文書化 よくある質問の集約・自己解決 日常的なシステム操作の定着

実際の現場では、体系的な手順書はPDF型で整備し、日常操作の定着にはDAP型を併用する、というケースが増えています。自社の課題が「マニュアルがそもそも読まれない」にある場合は、ナビゲーション型の導入を検討する価値があります。

関連記事:システム定着の課題と解決策

関連記事:マニュアルが難しい・作れないときの解決策

関連記事:マニュアルのデザインのコツ

マニュアル作成ツールを導入せずに作成する方法

Google ドキュメント/Google スプレッドシートを利用する

Google ドキュメント/Google スプレッドシート は、Googleが提供している文書制作ツール/表計算ツールです。ソフトウェアのようにダウンロードやインストールの必要はなく、無料のGoogleアカウントさえあればブラウザ上で利用できます。クラウド上でファイルを管理するため、ファイルの共有はもちろん共同作業も可能です。改定が多い場合でも、効率的にマニュアルの作成をすすめられます。

社内でマニュアルを作成する場合はテンプレートを登録しておくとよいでしょう。費用をかけず社内で手始めにマニュアルを作成してみるのにおすすめのツールです。

サービスの特徴
  • 無料のアカウントで利用可能
  • 複数人で共同作業可能
  • 音声入力で文字起こし
  • アドオンを追加して翻訳機能
  • 共有権限設定
  • データ検索
価格・料金プラン

無料アカウントで利用可能。

Microsoft 365(旧Office 365)のExcel/Word/PowerPoint/OneNoteを利用する

Microsoft 365(旧Office 365)のExcel/Word/OneNote は、クラウド型officeとして提供されているサブスクリプションサービスです。ソフトウェアがインストールされている端末であればインターネット環境がなくても利用でき、簡易的なマニュアルであればすぐに作成できます。圧倒的なシェア数があるため、ネットで検索すればテンプレートが豊富に用意されているのもメリットです。Excelは表計算ソフトで、マニュアル作成において表や数値を挿入する際利用すると効率的です。マニュアル作成のメインツールとなるのは、文書作成ソフトのWordで、ページ単位で作成できるため、マニュアルを印刷して利用する場合などによいでしょう。

OneNoteは、デジタルノートと呼ばれ、ノートや手帳感覚でテキスト入力ができるアプリです。個人利用であれば無料で利用できる上、複数人での共有も可能なので、クラウド上でのマニュアル利用を考えているならぜひ一度試してみてください。

サービスの特徴
  • 自由自在に文書作成
  • 校正機能
  • 画像・表・グラフの挿入
  • 表計算や数値の集計、リストなどのデータ管理
  • 共同編集可(OneNote)
価格・料金プラン

法人では1ユーザーあたり月額650円〜のプラン。

 
参考:パワーポイントでマニュアルを作成するコツは?伝わるマニュアル作成術

Dropbox Paperを利用する

Dropbox Paper は、Dropbox社が提供する、無料でつかえる文書作成ツールです。作成した文書はDropbox上に保存されるため、共同編集・マルチデバイスからのアクセスが可能です。目次の自動生成や、表の挿入などもできる他、挿入した画像に注釈を入れられたりとマニュアル作成に役立つ多くの機能をそなえています。ファイルのリンクURLを送れば共有可能で、誰が編集したかも一目瞭然なので、共同作業にも最適です。

サービスの特徴
  • ページの概念がなく、Webページのように自由自在に配置
  • 表・Todoリスト・タイムラインの作成
  • youtubeやGoogle Mapなどのリッチコンテンツをドキュメント内に表示可能
  • Dropbox内のファイルを挿入可能
  • セクションやコードブロックの挿入
  • コメント挿入
価格・料金プラン

アカウントがあれば無料で利用可。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)を利用する

OSS(オープンソース・ソフトウェア)は、プログラムソースが公開されており、ほとんどの場合カスタマイズ可能、無償で利用できるソフトウェアです。社内に開発技術や知識をもつ人員がいる場合は、OSSを使ってナレッジ共有を行うのもひとつの手です。一例をご紹介します。

データベースを必要としないオープンソースのWikiツール「DokuWiki(ドクウィキ)」は、無料で利用可能、50以上の言語に対応しているのも特徴です。ナレッジベース「Outline(アウトライン)」は、かんたんに社内でWikiのようなページを作成でき、WYSIWYGを使用してビジュアル的に編集できるのが特徴です。情報共有ソフトウェア「Crowi(クロウウィ)」は、Wikiのようにページを作成でき、SNSのようないいね機能も搭載されています。「GROWI.cloud(グロウィクラウド)」はMarkdownで記述できる情報共有ソフトウェアで、BootstrapによるHTML記述によってこだわったレイアウトも可能に。「PukiWiki(プキウィキ)」は、自由にページを編集できる、オープンソースのWikiツールで、プラグインで機能の拡張が可能です。

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マニュアル作成ツールについてよくある質問

Q. マニュアル作成ツールを比較する際、最も重視すべき基準は何ですか?

自社の導入目的との合致が最優先です。業務フローの文書化、操作画面の定着、現場の動画教育、ナレッジの集約など、目的によって適したツールのタイプが異なります。目的を先に絞ることで、比較すべき製品が3〜4つに絞れます。

Q. 無料のツールやOfficeソフトでも十分なマニュアルは作れますか?

簡易的なマニュアルであれば、GoogleドキュメントやWordでも作成可能です。ただし、作成者によるフォーマットのばらつきや更新管理の手間が課題になりやすく、マニュアルの数が増えてくると専用ツールのほうが運用効率は上がります。

Q. 動画マニュアルを導入するメリットは何ですか?

テキストだけでは伝わりにくい動作やニュアンスを、視覚と聴覚の両面で伝えられる点が最大のメリットです。飲食・介護・製造など動作を伴う現場教育や、外国人スタッフへの多言語教育で特に効果を発揮します。

Q. 作成したマニュアルが社内で活用されない場合、どうすればよいですか?

まず閲覧率や検索キーワードを分析し、「マニュアルが見つからない」のか「内容が合っていない」のかを切り分けることが第一歩です。その上で、検索機能の強化、QRコードによる現場掲示、ナビゲーション機能による自動表示など、利用者の行動導線に合わせた改善を行いましょう。

Q. 操作マニュアルの問い合わせを減らすには、どのタイプのツールが効果的ですか?

操作画面上に直接ガイドを表示するナビゲーション(DAP)型が、問い合わせ削減に対して直接的な効果を持ちます。マニュアルを「探す→読む→操作する」というステップを「操作しながら案内される」に短縮できるため、基本的な操作に関する問い合わせの削減につながります。

まとめ

マニュアル作成ツールは、目的によって最適なタイプが異なります。まず自社が「業務手順書」「操作マニュアル」「動画マニュアル」「ナレッジ蓄積」のどれを必要としているかを整理し、本記事の比較表から候補を絞り込んでみてください。気になるツールがあれば、無料トライアルを利用して、実際の業務に沿ったマニュアルを1つ作成してみるのが、最も確実な選定方法です。

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