「マニュアル」と「手順書」という言葉を、皆さんはどのように使い分けていますか?
企業の情報システム部・社内ヘルプデスク・DX推進部では、業務を標準化し、効率よく遂行するために各種ドキュメントを整備することが求められます。しかし、多くの企業が以下のような課題を抱えています。
こうした課題を解決するには、マニュアルと手順書の違いを明確にし、それぞれを適切に使い分けることが重要です。
本記事では、両者の定義や違い、作成のポイントを詳しく解説し、業務の効率化につなげるための方法を提案します。
まず、「マニュアル」と「手順書」の基本的な違いを明確にしましょう。
項目 | マニュアル | 手順書 |
---|---|---|
目的 | 業務全体のルールや指針を示す | 具体的な作業手順を詳細に記載する |
記載内容 | 概要、ポリシー、フレームワーク | 作業の手順、チェックリスト、フローチャート |
活用場面 | 新入社員研修、業務標準化 | 日常業務、作業の標準化 |
記述スタイル | 概念的、説明的 | 手順を時系列で記述 |
つまり、マニュアルは「業務全体の指針」を示し、手順書は「作業の具体的な流れ」を示すものです。
マニュアルは、業務全体のガイドラインを示すドキュメントです。企業や組織における統一的なルールやポリシーを定め、業務を適切に遂行するための指針となります。
特に、情報システム部やDX推進部では、新しいシステムを導入した際に「なぜこのシステムを導入したのか?」「どのように運用するのか?」を示すマニュアルが必要です。
部署 | 活用例 |
---|---|
情報システム部 | 社内システムの利用ポリシー、セキュリティ対策マニュアル |
社内ヘルプデスク | 問い合わせ対応ガイド、トラブルシューティングマニュアル |
DX推進部 | クラウドサービス導入ガイド、デジタルツール活用マニュアル |
例えば、社内ネットワークのセキュリティポリシーをマニュアル化する場合、以下のような内容を記載します。
手順書は、特定の業務を実行するための詳細な手順を記載したドキュメントです。誰が読んでも同じ手順で作業を進められるよう、具体的な手順を時系列で記述します。
部署 | 活用例 |
---|---|
情報システム部 | システム障害時の対応手順、新入社員PCセットアップ手順 |
社内ヘルプデスク | パスワードリセット手順、社内Wi-Fi接続手順 |
DX推進部 | クラウドツールの設定手順、RPA導入手順 |
例えば、「新入社員のPCセットアップ手順書」を作成する場合、以下のようなステップが記載されます。
システム部門でよくある失敗を防ぐため、以下の4つの落とし穴に注意しましょう:
マニュアルを作成する際は、全体像を鳥瞰図のように描くことが大切です。
複雑な説明は図や表を使って視覚化し、曖昧な表現を避けて具体的に記述します。
専門用語の羅列や抽象的な理念だけの記述は避け、読む人の立場に立って分かりやすく説明することが重要です。
手順書は、一つ一つの手順を具体的に説明する必要があります。
スクリーンショットや矢印を活用して、視覚的にわかりやすく作成しましょう。
「だいたい」「適当に」といった曖昧な表現は厳禁です。エラー発生時の対処法も明記し、読む人が迷わないようにします。
読みやすいフォント、適度な改行、図解の多用、そしてストーリー性のある説明を心がけることで、読者の興味を引き、理解を深めることができます。
まずは目的を明確にすることから始めます。
なぜこのマニュアルが必要なのか、どんな価値を提供するのかを考えます。
次に全体の構成を考え、章立てや目次を作成します。
重要なポイントを整理し、フローチャートや概念図で視覚化することで、より理解しやすくなります。
最後に、関係者にチェックしてもらい、フィードバックを反映させることを忘れずに。
対象の作業を細かいステップに分解するところから始めます。
各ステップを時系列で説明し、具体的な操作方法を克明に記載します。
クリックする場所、入力する内容まで詳細に書くことで、誰もが同じように作業できるようになります。
スクリーンショットや矢印を使って視覚的にわかりやすくし、エラー発生時の対応フローも追加することで、より実用的な手順書になります。
ドキュメント作成で最も大切なのは、「完璧」ではなく「使える」ということです。
まずは作ってみて、現場の声を聞き、少しずつ改善していく姿勢が重要です。
あなたのドキュメントが、誰かの仕事を少し楽にする。そんな想いを込めて作りましょう!
最後に、ぜひ、あなたの経験と工夫を活かして、素晴らしいマニュアルと手順書を作成してください。
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