クラウドサーカス株式会社が提供する、Fullstarを導入したお客様の事例をご紹介します。
今回は株式会社タンソーマンGX様に取材をさせていただきました。
株式会社タンソーマンGXは、企業の脱炭素経営を支援するスタートアップ企業です。中堅・中小企業向けに、CO2排出量を簡単に算定・見える化できるツール「タンソチェック」を提供しています。このツールは環境省や国際基準であるGHGプロトコルに準拠しており、誰でも無料で利用開始が可能です。また、グリーンファイナンス支援や社会課題解決型コンサルティングなど、持続可能な未来を目指す企業の多様なニーズに応えるサービスも展開しています。
山田：
まずは、今回ご導入いただいた経緯について教えてください。
山口様：
元々海外製のチュートリアルツールを使っていた中で、活用の幅を広げたいと思ったのが検討のきっかけです。当時利用していたツールでは簡単なチュートリアルしか作れず、細かいユーザーの活用状況も把握できなかったため、何か良いツールは無いかと探し始めたタイミングでした。
前任者から今のポジションを引き継いだ際はユーザー行動が全く把握できておらず、ユーザーの活用状況が可視化できていない点が課題となっていました。カスタマーサクセス担当を採用する案もありましたが、規模感から考えて時期尚早という判断になり、数値把握とプロダクト改善が一緒に行えるツールを探していたというのが導入の背景です。
普段は私が操作方法の説明などを行っていますが、全てを説明し切るのは難しいため、良く聞かれるような定型的な質問をガイドやツールチップで案内できるのは助かっていますね。
山田：
まずは、今回ご導入いただいた経緯について教えてください。
山口様：
一番は機能面で選びました。他のツールも検討していた中で、ガイドやツールチップだけでなく、計測したい数値をちゃんと測れるかというのもツール選定のポイントでした。
我々が脱炭素という領域でサービスを展開しており、ユーザーの中には年齢的にITに強くない方もいらっしゃるため、ガイドやツールチップで基本的な操作説明を行えるのはありがたいですね。
ユーザー状況の計測についても、どれくらいのユーザーがプロダクトを使ってくれているのかを把握できるようになり、改善に繋げられるようになりました。
山田：
次にFullstarの具体的な活用方法を教えてください。
山口様：
ガイドとツールチップを使ってユーザーを案内するのと、ユーザーの活用状況の可視化するために活用しています。ガイドとツールチップについては、ユーザーがつまづきやすいポイントに設置することで、問い合わせ数の大幅な削減にも繋がっています。ユーザー状況については週に一回くらいの頻度で確認し、新規ユーザーが順調に活用できているかなどをチェックしながら月の予測を立てています。
昨年はしっかりとプロダクトを活用してくれているアクティブユーザーを増やすのを一つの目標にしていた中で、順調に月間アクティブユーザーも増加しており、投資家へのアピールという点でも役立っていますね。
山田：
次にFullstar導入により実感できた効果を教えてください。
山口様：
一番効果を感じているのはユーザーからの問い合わせ数の削減です。多い時は月に20〜30件ほどあった問い合わせが、Fullstarを導入してからは月5件程度に削減できています。
以前利用していたツールでは簡単なステップをガイドで表示することしかできていませんでしたが、Fullstarでは文字を入力する際に注意点をツールチップで案内したりすることで大きな効果が出ています。
他にも開発工数の削減でも役立っていると感じています。元々は機能を追加する際、私から開発部隊に依頼して実装するという流れで、指示書作成から実装まで2〜3時間はかかっていましたが、Fullstar導入後は1つあたり5分程度で実装できるようになりました。特に弊社は開発拠点がベトナムにありエンジニアも外国人が多いため、英語で指示書を作ったりとかなり大変でしたが、私一人で完結できるようになりました。
山田：
最後に今後の活用について教えてください。
山口様：
今後はガイドの中に動画を埋め込むことを考えています。社内で今後オンボーディングを減らしていく流れがあり、動画を使ってより分かりやすくユーザーを案内し、自分たちの負担も減らしていければと思っています。テキストでも十分伝えられるものは現状のガイドで案内しつつ、複雑な説明は並行して動画を活用していき、さらにユーザビリティを高めていきたいですね。
また今後は新しいサービスの展開も控えているため、ツールチップやポップアップを活用して、リリース情報などのアナウンスも積極的に行っていければと考えています。
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