2023年版 プロダクトマネージャーにおすすめのツール10選

2023年版 プロダクトマネージャーにおすすめのツール10選

Product Schoolが公開している、5000名のプロダクトマネージャーに対して調査を行った「The Future of Product Management Report」によると、約44%の企業がプロダクトマネージャーを増員しています。これはデジタルトランスフォーメーションを進める企業が増加したことに伴うものであると言われており、現在注目を浴びている職業の1つです。文字通り、プロダクトマネージャーは製品管理をする人ですが、チームでプロジェクトを進める以上、管理が一筋縄ではいかないのは自明です。そんな時、どのようにプロダクトを管理していけば良いのでしょうか?そこで本記事では、プロダクトマネジメントのシーン別に活用できるツールを10つご紹介します。

プロダクトマネージャーの5つの仕事

プロダクトマネージャーは、以下の5つがメイン業務になります。

プロダクトの利用促進

プロダクトの利用促進は、プロダクトを作り続ける上で二つの観点から大切であると言えます。第一に、プロダクトはユーザー利用がないと価値を持ちません。「誰かの課題を解決するために生み出されたはずのプロダクトが、誰にも利用されない」という状況は、そのプロダクトは不必要であるということを指すので、ユーザーを抱え、利用を促すことが大切です。また、ユーザーによるプロダクト利用は、プロダクトがより良いモノに改善する上で欠かせません。改善を行うためには、定量的・定性的なデータが用いられることがほとんどで、それらはユーザー利用がないと生まれません。ユーザーにプロダクトの利用促進を促すことは改善に繋がるため、大切であると言えます。

プロダクトの分析・改善

プロダクトの分析・改善は、プロダクトを成長させるという点で、大切な業務になります。ユーザーを抱える以上、ユーザーの問題を解決し続けるのがプロダクトの宿命です。「そのプロダクトが常にユーザーのニーズに応えているのか」を、顧客フィードバックから得られたデータを元に分析を行い、プロダクト改善に繋げていくことが必要です。プロダクトの分析・改善が今後のプロダクトの人生を決めるため、プロダクト設計時に設定した目標や目的に応じて行っていく必要があります。

顧客フィードバックの獲得

顧客からのフィードバックは、プロダクト改善に最も必要です。定量的な評価は、客観的な評価を行う上で最適です。数字で評価を表すことができるという点から、達成できたかどうかが明らかであり、プロダクトマネージャーとして目標に設定しやすい項目と言えるでしょう。また温度感のあるユーザーからの定性評価は、実際に利用するユーザーの声であるため、改善ポイントが具体的であるという特徴を持ちます。どちらの評価もプロダクトの改善・成長に繋がるため、顧客フィードバックを集めることはプロダクトマネジメント業務の一つになります。

プロダクトの設計

プロダクト設計は、プロダクトマネージャーが行う最初の仕事です。「このプロダクトは誰をターゲットにしているのか、どんな機能をつけるのか、どのようなデザインにするのか」ということをプロダクトマネージャー単独で決定することは不可能であるでしょう。多くの社内関係者とアイデア出しを行い、議論を深め合うことがより良いプロダクト設計に繋がることでしょう。

プロジェクトマネジメント

プロダクトは、営業・マーケティング・カスタマーサクセス・エンジニアなど、あらゆる関係者と結びついています。「プロダクトをある期日までにこうしたい」という目標を達成するためには、関係者に指示を出し、予定を管理する必要があります。プロジェクト全体の管理次第で、プロダクトの成長が鈍化したり、終いにはユーザーが競合に獲得されてしまう可能性も否めないため、プロジェクトマネジメントはプロダクトマネージャーが行うべき業務となります。

 

 

ツールの紹介

それでは、以上の5つのシーンに合ったツールを紹介していきます。

プロダクトの利用促進
Fullstar

(1)Fullstar.png

Fullstar(フルスタ)は、ユーザーのプロダクト利用を促進させるオンボーディング機能などを備えている、SaaS企業向けのカスタマーサクセスツールです。顧客は独自にチュートリアルを作成し、ダッシュボードでユーザーの利用状況を直感的に確認することが可能です。テックタッチによるオンボーディングはユーザーの離脱防止や有料ユーザーの解約防止に繋がり、企業のLTV最大化に寄与します。


pottos

(2)pottos.png

pottosは、SaaS企業向けのカスタマーサクセス業務を全般的に支援するツールです。リアルタイムで自動的にセグメント分け&スコアリングされた顧客のステータスに合わせて、ポップアップ配信やメール配信といった適切なアプローチをロータッチで行うことが出来ます。そのため、こちらもユーザーの離脱防止や有料ユーザーの解約防止に繋がり、
効率的にLTV最大化に向けた取り組みを実現することが出来ます。

 

プロダクトの分析・改善
Amplitude

(3)Amplitude.png

Amplitudeは、ユーザーの行動分析のためのプラットフォームです。プロダクト内のどの機能がユーザー行動に影響を与えるのかや、収益やLTVなどのビジネスの成果につながるかを把握し予測することが出来ます。データ取得の際、ご自身でコードを書いて必要なデータを取得出来るというカスタマイズ性にも優れており、より高度な分析を行うのに向いているプロダクトです。


Mixpanel

(4)Mixpanel.png

Mixpanelは、自社プロダクトに登録したユーザー行動を分析することによって、ユーザー体験価値の向上を図ることができるプロダクト分析ツールです。自社プロダクトに特定のコードを埋め込むだけでユーザー情報を取得でき、比較的ノーコードで扱えるという手軽さから、活用しやすいというメリットがあります。また、取得したユーザー情報をダッシュボード化することで、次の施策立案・実行までの時間を短縮でき、ユーザーの離脱や解約を早期に防ぐことが可能です。

 

Fullstar

Fullstarではテックタッチによるオンボーディングだけでなく、ユーザー行動分析も行うことが可能です。アナリティクス画面では、チュートリアル表示者数・完了者数・新規ユーザー数などを可視化し、直観的に読み取ることができます。
FullstarUserAnalytics.png

またダッシュボード画面では、ユーザーのオンボーディング状況を直観的に把握でき、数字箇所をクリックすると対象リードを確認することが出来ます。

FullstarUserAnalytics2.png

こうした分析をノーコードで行うことができるFullstarですが、弊社が展開するBowNowというMAツール(※1)と組み合わせると、Fullstarで取得したリード情報や付与されたタグの情報をBowNow環境に取り込むことができるため、より効率的に顧客へアプローチが可能です。

※1: マーケティングオートメーションツールの略。BowNowに関してはこちらからご覧いただけます。


顧客フィードバック
CREATIVE SURVEY

(5)Creative Survey.png

CREATIVE SURVEYとは、ビジネス向けアンケート作成ツールです。定量的なユーザー行動データではなく、定性的な顧客体験情報を取得することで、顧客満足度の向上やエンゲージメントの向上などカスタマーサクセス・サポートの観点からLTV最大化を目指すことが可能です。

こうしたエンゲージメント改善・アンケート機能はFullstarでも利用することが出来ます。操作画面上で顧客の声を集めることができ、LTV向上を目指すことができます。



Fullstar

FullstarReview.pngFullstarではレビュー機能とアンケート作成機能により顧客フィードバックも獲得することができます。レビュー機能とは、ユーザーから主に定量的にプロダクト評価を得たい時に活用できる機能です。「どの質問をどのタイミングでどれくらい表示させるのか」など、レビュー内容を詳細に設定するだけで、10段階評価と自由記述による評価を得ることが出来ます。

FullstarQuestionaire.png

もう1つのアンケート作成機能では、ユーザーから主に定性的なプロダクト評価を得たい時に活用できる機能です。アンケートの詳細を設定すると、以下の画像のような簡単なアンケートが作成され、顧客からのフィードバックを得やすくなります。

 

プロダクトの設計
Miro

(6)Miro.png

Miroは、ホワイトボードシートをベースにしたオンラインでの共同作業を促進するクラウドワークスペースです。共有される1枚のホワイトボードの活用方法次第で、アイデアの創出、アイデアの構造化、計画の策定など、様々な方面に応用することができます。プロダクト設計段階では関係者が多くなるため、物理的・視覚的にコンパクトなツールを用いることで横断的に議論を深めることができます。


Strap

(7)Strap.png

Strapは、ホワイトボードシートをベースにしたオンラインでの共同作業を促進するクラウドワークスペースです。こちらは日系の株式会社グッドパッチが展開している国産ツールで、日系企業の導入が多いのが特徴です。プロダクト設計段階では特に議論が多くなされるため、物理的・視覚的にコンパクトなツールを用いることで議論を効率的に進めることができます。


Figma

(8)Figma.png

Figmaは、デザインのオンライン共同編集に特化したクラウドワークスペースです。デバイスに合わせたデザインプロトタイプを直感的に作成したり、ホワイトボードシートを用いてアジェンダやフローチャートの作成が可能です。プロダクトデザインはプロダクトブランドに繋がる要所のため、意思疎通が密に取れていることが大切です。温度感のあるコミュニケーションを取りながら、デザインができるツールがFigmaの特徴と言えるでしょう。

 

 

プロジェクトマネジメント
Flyle

(9)Flyer.png

Flyleとは、プロダクトマネジメント業務を効率化するためのツールです。CSやセールスからの顧客フィードバックや部署内で出た機能改善のアイデア、機能開発の背景などを一元的に管理し、全社に共有することができます。一元管理を行うことで、意思疎通が分断されやすいビジネスサイドとエンジニアサイドにコミュニケーションが生まれ、円滑にプロジェクト運営を行うことができます。


Backlog

(10)Backlog.png

Backlogはプロジェクトマネジメントに必要な機能を兼ね備えたプロジェクトマネジメントツールです。ビジネスサイドではプロジェクトの進捗管理やタスクの管理、エンジニアサイドではプロジェクトに紐づくソースコードの管理や開発タスクの管理などを行うことができます。一元管理することによって、プロジェクトに携わる関係者全体に情報を共有することが可能となるため、認識の擦り合わせが容易になり、プロジェクト運営を良好に進めることができます。

 

「プロダクトマネジメントツール10選」まとめ

ここで以下まとめです。

ToolMaps.png

今回はシーンに合わせたプロダクトマネジメントツールを10つご紹介しました。プロダクトマネジメントは様々な分野と連携して横断的に業務を行うため、その場面ごとに適切なツールが異なります。今回ご紹介したツールを是非取り入れて、ご自身の業務に活かしてみてくださいね。

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